核家族化やマンション暮らしが増えて仏間や和室が少なくなった現代、仏壇の選び方は大きく変わってきています。今のライフスタイルに無理なく溶け込む、マンション空間にもぴったりな仏壇の選び方をご紹介します。
仏壇の選び方1.安置するスペースから大きさを決める
仏壇は仏間に安置することが当たり前の時代では、仏間に入るサイズから仏壇を決める選び方がスタンダードでした。
現代の住環境では仏壇を置く場所が限られているので、安置するスペースから大きさを選ぶことをおすすめします。
タイプ別にみる仏壇の選び方をみてみましょう。
棚や台の上で祀るなら「上置きタイプのミニ仏壇」
チェストや棚の上で祀るなら、上置きタイプのミニ仏壇がよいでしょう。従来の仏壇をギュッとコンパクトにした設計なので、横幅や奥行きが限られている場所でも安心。
女性でも持ち運びができるので、掃除や部屋の移動が簡単にできるところもメリットのひとつ。
病院や施設に入られている方にも選ばれているタイプです。
存在感と安定感を重視するなら「床置きタイプの仏壇」
存在感と安定感を優先するなら、床置きタイプ。床置きタイプは高さもあるので、お子さまのいるご家庭でも安心でしょう。
マンション空間では、それほど場所を取らないスリムなタイプがおすすめです。
仏壇を置くスペースがないなら「壁掛け仏壇」
仏壇を安置するスペースが取れない…そんな方は壁掛けタイプを選びましょう。
薄型設計でも内部が広いデザインが多いので、仏具を置く場所もしっかり確保。壁掛けの仏壇は洋風化されたリビングからクラシックな和室まで、どんなスタイルのお部屋にもOKです。
空間を活用できる壁掛けタイプを選ぶことは、現代の賢い仏壇の選び方といえるでしょう。
仏壇の選び方2.お部屋の雰囲気から仏壇の材質を決める
大きさから仏壇のタイプを決めたら、次は材質を考えます。仏壇の材質を決める時は、家具の選び方と同じようにインテリアを重視し、お部屋にしっくり馴染む材質を選びましょう。
ナチュラルに溶け込ませたいなら「木材」
自然素材ならではの温かみを重視するのであれば木材がおすすめ。違和感ない素材の選び方は、家具に使われている木材の色合いや素材感が近いものをチョイスすること。
天然木を使ったものは、年月が経つごとに味わい深く色が変化します。
やわらかな雰囲気にしたいなら「ガラス」
ガラス素材を生かした仏壇は、重さを感じず明るくみせてくれます。モダンなお部屋だけでなく、ナチュラルな空間にもマッチするのでお部屋のテイストを選ばないのが特徴。
ガラスに光が優しく差し込む様子は、ご先祖様もきっと喜んでくれるに違いありません。
モダン空間を演出するなら「金属」
お部屋の雰囲気をスタイリッシュに引き締めてくれるステンレス素材も人気。
一見モダン家具のようなクールな佇まいの仏壇は、リビングやダイニングだけでなく、あえて和室に合わせるのもおしゃれです。
上質感をだすなら「革」
個性的な仏壇の選び方をしたい方は、仏壇の一部に本革をあしらったものを。お部屋に革の素材が加わるだけで上質感が出て、個性あふれる空間に。
革部分のお手入れは柔らかい布でふき取るだけなので、ケアが簡単なのも嬉しいですね。
それぞれのライフスタイルに合った仏壇選びを
これからは仏壇も、それぞれのライフスタイルに合った選び方をしたいもの。形式にとらわれずご先祖様や故人をいつでも傍に感じ、心に想うことが一番でしょう。
kuyoのカタチは、マンションにもぴったりなモダンでおしゃれな仏壇や仏具を揃えています。仏壇の選び方でご不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください。