古くから私たちにもっとも身近な神様を祀る神棚ですが、神棚の設置や交換によい時期があるのをご存知でしょうか?身近な神棚のことを知り、新しく設置したり、古い神棚を交換したりするときの参考にしてください。
神棚について
田舎の古い家の台所や、商いをしている事務所などでよく見かける神棚ですが、そもそも一体どういうものでしょうか。神棚のことを知ることで、設置や交換の時期がわかります。
神棚は小さな神社
神棚は、神社からいただいたお札を祀る小さな神社です。祀る神様は氏神様であったり、火の神、商売の神など、さまざまです。
神棚の始まり
お伊勢参りが流行した江戸時代に、伊勢神宮の神職らが全国にお札を配り、さらなる信仰をすすめていきました。いただいたお札をそれぞれの家庭で祀ったのが、神棚の始まりと言われています。
伊勢神宮の式年遷宮
伊勢神宮の神様は、20年に一度引っ越し(遷宮)をされており、2014年にも式年遷宮がありました。
これには、新しいお住まいを用意することで、神様の力を衰えさせたくないという思いもあるそうです。それは神棚の場合も同じで、時期をみて交換した方がよいとされています。
初めて神棚を設置するタイミング
「今まで神棚がなかったけど、置いてみたい。」と思っても、どのタイミングで設置すればいいのか迷いますよね。いくつかケースを見ていきましょう。
新築や開業のとき
家内安全、無病息災、商売繁盛など、神様にお願いすることは人それぞれで、多くのことを望んでしまいます。縁起をかつぎ、新築、開業の時期に新しく神棚を設置するとよいでしょう。
人生のイベントをきっかけに
結婚して家庭を持つのは人生の一大事です。人生の新しい門出に神棚を設置して、末永い幸せを見守ってもらうのもよいでしょう。
子供が産まれた、成人したなどの人生の節目がいいきっかけになります。
神棚を交換するタイミング
神棚には神様がいらっしゃるので、交換するにもどの時期がいいのか悩むでしょう。交換するのに向いている時期についてご紹介します。
神棚を祀ってからの節目の年
伊勢神宮も20年に1度、遷宮をするため、神棚も同様に20年くらいを目安にするとよいでしょう。
また、5年・10年・15年と、5年ごとに区切って交換するのも一般的です。厄年などの年祝いを交換の時期にする方法もあります。
破損や汚れてしまったとき
毎日までとはいかなくても、神棚には定期的なお掃除が必要ですが、気を付けていても汚したり壊したりすることもあります。
そのような状態でお祀りするのは申し訳ないので、破損や汚れが目立つ場合は神棚を交換しましょう。
引っ越し時期に合わせて
ご自身が新居に引っ越しするのに、神棚が古いままだと申し訳ありません。引っ越しは神棚を新しいものに交換するのによい時期です。
人間も神様も、一緒に気持ちよい生活をスタートさせましょう。また、家主が代わる時も交換するようにしてください。
気分を一新したいとき
悪いことが続くと気分が滅入るので、気分を一新するときに、神棚を交換してもよいでしょう。
神様のご加護でよいことが起こるかもしれません。神職さんにお願いすると、交換するのによい時期を教えてくれるようです。
神棚は身近な神様を祀るもの
神様は自分の心の中にあるもので、それを形にしたのが神棚です。自分にきっかけがある時が、神棚の設置・交換の時期と言えるでしょう。
最近では、さまざまなライフスタイルに合わせた神棚も増えてきているので、時期を見定めて交換するようにしてください。
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