一人暮らしに神棚って、何だかちょっと飾りにくい気がしますよね。でも本当は一人暮らしだからこそ、ちゃんと神棚を飾って神様に護っていただきたい…。今回はそんな一人暮らしと神棚の関係について考えてみました。
一人暮らしのお部屋に神棚は存在感ありすぎ?
一人暮らしの息子や娘を心配して、神社からいただいたお札を贈るというご両親は珍しくありません。いつまでたっても気にかけてくれる家族の気持ちは、本当にありがたいものですね。
とはいうものの、一人暮らしの方の場合、こうしたお札の置き場所に困ってしまうというのも“ありがち”な問題です。せっかくのお札ですから、できれば神棚にきちんとお祀りして、何かと不安な一人暮らしをしっかり護っていただきたいところですが、そこでやっぱり気になるのが神棚の存在感。
「部屋に来た友達が見たら、引かれてしまいそう」
「“なんだかコワイ”とか思われたらどうしよう?」
といった心配から、一人暮らしと神棚はなかなか難しい関係になってしまいがち、というわけです。
神棚がなくてもお札はお祀りできる
じつは、そんな神棚のない一人暮らしのお部屋でも、ちょっとした工夫で、お札をちゃんとお祀りすることができるのです。
白い紙を敷いて飾る
いちばんカンタンなのは、白い紙を敷いてお札を立てかけて飾るという方法。お部屋の中のできるだけ高いところ、たとえば背の高い本棚やタンスの上などをていねいに拭き清めてから、紙を敷いて飾ります。
和紙など趣のある紙を使うと、より癒しの雰囲気がアップするかも。紙の代わりに白い布でも、もちろん問題ありません。
小さな棚を作って飾る
背の高い家具がないという一人暮らしのお部屋の場合は、ホームセンターなどで購入できる簡易タイプの小さな棚を、神棚がわりに利用するのもよいでしょう。
壁を傷つけずに取り付けられるものを選べば、賃貸のお部屋でも大丈夫です。こちらも白い紙を敷いてから飾ります。
オリジナルの神棚に飾る
なかには100円ショップなどで材料をそろえて、自分で神棚を手作りしてしまうという方も。
そもそもいちばん大切なのは、一人暮らしでもお札をきちんとお祀りしたいという“気持ち”ですから、こうしたオリジナルの神棚もステキですよね。
お供えをする
神棚のお供えは、お米・お塩・お水が基本となります。お米とお塩はそれぞれ白い小皿に、お水は透明なガラスのコップなどに入れてお供えしましょう。
そしてまず何よりも、毎日心を込めてお祈りすることを忘れてはいけません。
神棚のデザインを選ぶ
お宮の形をした昔ながらの神棚は、確かに今のお部屋にはなじみにくいもの。
でも最近では、kuyoのカタチの「micoシリーズ」のように、モダンでシンプルな神棚も多くなっています。
こうしたオシャレな神棚を選んで、一人暮らしのお部屋でもさり気なく、しかもきちんとお札をお祀りしていただくのもおすすめです。