はじめて神棚を設置してお札もお祀りして、ようやくこれで一安心…でも、なんだか物足りない?
一般に、神棚には「神具(しんぐ)」と呼ばれる、お参りのための道具が飾られます。神具にはさまざまなものがありますが、ここでは最低限必要な神具の種類についてご説明します。
神具とは?
神具とは、日本古来の信仰である神道(しんとう)で、神さまをお祀りするために使われる道具や器具のこと。
神社においては、お祓いに使われる房がついた棒(大麻/おおぬさ)から御神輿(おみこし)などまで、多様な種類の神具が使われています。
ご家庭の場合では、広い意味では神棚そのものも神具にあたりますが、多くの場合、神具といえば神棚に飾る道具を指すようです。
神棚に最低限必要な神具
はじめて神棚を設置するとき、何をどのようにしたらよいのかと悩んでしまう人も多いでしょう。ネットで調べてみても、それぞれのサイトで違っていたりしますし、さらには由緒ある旧家の立派な神棚の画像が出てきて「これは、ウチではちょっと…」と戸惑ってしまうことも。
ご家庭で設置される神棚には、さまざまな種類の神具をすべて飾らなくてはならないということはありません。下記のような、毎日のお参りに必要な最低限の種類をそろえれば大丈夫です。
榊立て(さかきたて)
通常、神棚にはお花は飾らず、榊(さかき)という木の枝を飾ります。榊立てはその榊を入れるもので、神棚の左右に置くため一対が必要です。
水玉/水器(みずたま/すいき)
お水を入れてお供えするための道具で、丸い玉の形をしています。とんがり帽子のようなフタがついており、お供えするときはこのフタを外しておきます。
皿 (かわらけ)
毎日のお供え物として塩とお米を盛りつけるための白い小皿です。塩、お米それぞれに1枚ずつ、計2枚を用意しましょう。平瓮(ひらか)とも呼ばれます。
神さまを敬う心を大切に
ご紹介したのは、「とりあえずこれだけは用意しておきたい」という種類の神具ですが、この他、御神酒(おみき)を入れる「瓶子・平子(へいし/へいじ)」や、神棚を明るく照らす「灯明(とうみょう)」などもそろえていけば、より祈りにふさわしい空間を演出できますね。
神さまを敬い、感謝する心を大切にしながら、少しずつあなたらしく神棚を飾っていきましょう。
kuyoのカタチがご提案する「micoシリーズ」は、お一人お一人のライフスタイルに合わせて、必要な神具をコンパクトに飾れるオシャレで新しいスタイルの神棚です。