神棚と仏壇を同じ部屋に置くとき、向かい合わせの向きにならないように注意しましょう。神様である神棚と仏様である仏壇は、どちらも大切な存在なので失礼にならない向きや配置について知ることが大切です。
一般的な神棚と仏壇の向き
神棚も仏壇も南向きか東向きがベスト。南向きと東向きがベストとされるのは、太陽の陽が多く当たる吉の方向といわれているからです。
仏壇の向きについて
仏壇の場合は西向きもよい方向とされています。西の方角は、西方浄土といわれ、阿弥陀如来のいる極楽浄土のある方向といわれています。西方を拝むことは、極楽浄土にお参りをしていることと同じということです。
また、仏壇を拝む向きがお寺の本山の方向であるほうがよいともされています。つまり、仏壇は神棚と違い、向きに関してはこの方角がよいという決まりがないといっても過言ではありません。
神棚と仏壇、同じ部屋に置いてもよいのか
神棚と仏壇を同じ部屋に置くことはタブーだという人もいますが、実は問題ありません。
日本では神道と仏教が混ざった神仏習合という信仰の形があるからです。神棚と仏壇は大切な存在なので、家の中の一番環境が良いお部屋に置くほうがよいとされています。
神棚と仏壇の向きは?
神棚と仏壇は絶対に向かい合わないようにしてください。どちらかを拝んでいるときに、もう一方にお尻を向けてしまうことになります。これは、神棚にも仏壇にも失礼な行為です。
同じ部屋に神棚と仏壇を置くときは、L字か並べて置くようにしましょう。
L字に置くときは
神棚と仏壇では、神棚のほうが上位と考えます。神棚の位置と向きを決めてから、仏壇がL字になるような向きに置きます。
並べて置くときは
神棚のほうが仏壇より上位であるという考え方は同じです。神棚は家の中心に近く、よい向きに置きます。そして、仏壇がその脇にくるように置きます。
横に並べることは問題ないのですが、同じ向きで上下に並べるのは絶対にやめてください。
L字や並べて置くことができないとき
スペースが狭かったり、窓やドアの位置、インテリアなどによって、神棚と仏壇の向きを向かい合わせにしかできない場合もあるでしょう。
その場合は、拝んだときにもう一方にお尻を向けることがなくなるのように神棚と仏壇をずらして置くようにします。
空間にマッチした神棚と仏壇で気持ちのよい参拝を
神棚と仏壇ともによい向きに置き、気持ちを込めて拝んでください。信心をもって神棚と仏壇に向き合うことで、ご加護を受けることができるようになるでしょう。
神棚と仏壇は現在の住宅事情にあわせて、コンパクトなものやデザイン性に優れたものもあります。インテリアへの影響が気になる方や、狭くて置くことをあきらめていた方におすすめです。
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